半日がかりで仕上げた「取っ手」のものがたり。
2016.08.11 Thursday 11:48
 泣き出しそうなグレーがかった空色の那覇より、紀々です。

 今朝は、昨日のがんばりの勲章(?)で指先に少し痛みが。昨日は、オーダー頂いた「とっておきトート」の取っ手のかがりをやりました。母がカービング、私はかがりという親子コラボで仕上げます。

 
 このタイプのデザインちがいを製作中。

 これまでも、十代の頃からかがりは手伝っていました。でも、長い取っ手を一人で全部かがるのは……そういえば初めて。

 

 なんと、取っ手のかがりだけで半日かかってしまいました!!ふぅ。

 「こんなに大変だったの???」と衝撃。そんな苦労を知らずに私は持たせてもらっていたのだと、反省も。

 これは、カービングファンのみなさんにもお伝えしなくっちゃ!と、本日は張り切ってレポートさせて頂きます。

 トートバッグの取っ手は肩掛けなので長め。フチから3ミリくらいのところに、まずはグルリと先に穴をあけてから糸で縫っていきます。手縫いなので、ミシンのようにザーッと手早くとはいきません。

 右から通して、次は左から通して、両方からキュッとしめて……をひと目ずつ繰り返し。やったことはないのですが、以前に見学させて頂いた機織りと似ていると思います。

 ゆっくりなりにリズムもあるんですよ。ここは音楽と同じ。

 はじっこまでオモテに出る仕立てなので、最初でお客さまのサイズに合わせて取っ手をつくります。「あと○冂垢or短く」ということになると、最初からつくり直し。「え〜、ほんの1センチなのに!?」ということはないのです。



 なので、職人さんのところには取り替えた取っ手だけ残っていることも。「永く持ってもらうものだから、一番ピッタリなものにしたいのよ」とのことです。不思議と、またこの取っ手のサイズにピッタリのお客さまが現れることもあるんですよ。

 縫うだけでも半日がかりだった取っ手は、この後も、この「小さなもの」シリーズと同じように削って磨いて……の工程が続きます。

 「大切に10年使って頂けるように」と願うからこそ頑張れる、ということを生まれて初めて本当の意味でわかった気がします。これからは、私自身のバッグへの気持ち・扱いもまた変わること間違いなし。

 次回は、10年持ったバッグの取っ手の「糸の張り替え」レポートをお届けしますね。
 こ〜んなに色が変わっています。10年の差です!
 ↓
 

 「紀々の店」は、マチヤグヮー(商店)を目指したお店です。ストラップ(500円〜)やキーホルダーなど手頃な「小さなもの」シリーズも色々、イニシャルを入れられるものもあるので「ちょっとした御礼やプレゼント」選びにも気軽にお越し下さい。

 「紀々の店」開店日はカレンダーをご覧下さい♪ 革のコサージュづくり「ゆんたくらふと」も開催中…詳細はこちら

 

 レザーカービングについては、こちらの電子本(無料)をどうぞ

   

  

 ※ 「紀々の店」は、この『かがみ屋へ、ようこそ。』から生まれました。
 


 
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「小さいもの」ができるまで 〜紀々のレザークラフト
2016.08.10 Wednesday 17:54
 青空と雨空がこまめに入れ替わる日々…久茂地のお店の窓の風景も落ち着きません。

 このところ、小物をつくっています。理由はいくつかあるのですが、その中のひとつは「紀々の店を、もっとマチヤグヮー(商店)にするために」。

 高額な本格派バッグやおサイフを扱っているため、どうしても「高級店なのでは」と思われてしまいがち。

 革に親しんでもらいたいので、子どもの時から使えるもの・入口として手にしやすいものも大切にしています。なかなか百貨店などでは売場スペースにも限りがあるため難しかったのですが、自分のお店だからこそできる「小さなもの」シリーズをお届けしたいと思い、つくっています。

 大きな牛革をからは、まずはベルトやバッグなどの大きい・長い・高級なものをカットします。そして、だんだん小さなものをキズなどのない部分から切り出していきます。「どうしたら、一番ムダなく使いきれるか?」をいつも考えながら。

 最後に残った「はじっこ革」は、ストラップなどの「小さなもの」に。小さいといっても大きさだけで、仕上げていく工程・かける手間ひまは実はあまり変わらないのです。

 今日は、「小さいもの」製作の舞台裏をご紹介。最後のコバ(はじっこ)の仕上げ編。

 2枚重ねているので、デコボコをなくしてなめらかにするために削ります。小さいものの場合は、うっかり爪を削ってしまうこともたびたびなので、演奏の本番を控えている時にはお休みする作業です。
 

 なめらかになったら、表面をすべすべにするクリームを塗って表面をこすって磨きます。だんだんすべすべになっていく工程は楽しいです。爪の表面を整えていくのに似ています。
 

 最後は、マニキュアのような光沢剤を塗ります。2度塗りすることで、つやつやに。うっかり途中で触ってしまうと指のアトがついてしまうので要注意。
 

 今回は、ト音記号シリーズにしました!
 
 
 「こんなに手間がかかっているのですね〜!」と驚かれる舞台裏。予想以上に感激されるので、これからは「つくっているところを見られるお店」にしたいと思います。

 ストラップ(500円〜)やキーホルダーなど手頃な「小さなもの」シリーズも色々あるので、どうぞ気軽にお越し下さい。イニシャルを入れられるものもあるので、「ちょっとした御礼やプレゼント」にも是非。

 

 レザーカービングについては、こちらの電子本(無料)をどうぞ

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 ※ 「紀々の店」は、この『かがみ屋へ、ようこそ。』から生まれました。
 


 
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一年かかっていよいよ完成!〜小サイフ(コサイフ)の舞台裏
2016.08.01 Monday 12:07
 いよいよ8月。夏は比嘉さんの展示会もあるので、「紀々の店」にも立ち寄って頂けるようにいつもよりもお店を開ける日も増やしています。こちらのカレンダーに予定を入れていますので、よろしければ是非お立ち寄り下さい。

 お客さまのリクエストから一年近く……「あったらいいね」と試作を重ねてきた【小サイフ(コサイフ)】、いよいよ・いよいよ完成しました!!明日、お店デビューです。

 手のひらサイズの小さなおサイフ。でも、哲楽と手間ひま・愛情は大きなおサイフと変わらず入っています!

 今日は、小サイフが生まれるまでの舞台裏をご紹介します。母と私でつくっています。

 まずは、スタートは母から。カービングは基本のデザイン画はありますが、アイテムに合わせてアレンジしてつくります。 ※レザーカービングについては、こちらの電子本(無料)をご覧下さい
 1607729.jpg

 職人さんも人間なので……「同じものばかりだと飽きちゃう」のだそうです。なので、革の状態や気分に合わせて色々なデザインが生まれます。

 革は自然のものなので、シミがあったり小さなキズがあったりします。そこを避けたり目立たないようなデザインを選ぶことで、材料を大切に・コストも抑えたいと工夫してつくっています。

 カービングの次は、私がバトンタッチして「色止め」。色止めをしたところは、白く残り柄がハッキリします。でも、年月が経つと自然に茶色が出てきて全体的に同じ色になるので……「今だけの贅沢」。それでも、今を味わって頂きたいので「そのためのひと手間」をかけています。
 ↓
 160731-3.jpg
 色が入ると、こんな感じ。
 ↓
 160731-4.jpg
 ↓
 陰になる部分に染料を入れたら、周囲をぐるりと穴あけます。
  160731-5.jpg

 そして最後にレースでかがり。こうして書くと簡単そうですが、けっこう地味な時間を経て……

 完成〜!
 ↓
 

 ファスナーの取っ手に小さなひっぱり部分をつけたら…
 ↓
 

 あとは仕上げ剤を塗ってデビューです。小さなひっぱり部分も、ヤスリで削って・色を入れて・磨いて・光沢剤を塗る、といういくつもの段階があるんですよ〜。

 
 
 時々、爪を削ってしまうこともあるので、演奏の本番前にはできない作業。でも、ひたすらツヤツヤに向かっていく工程は、集中して楽しいです。

 どんな人が気に入って下さるのかな?

 そう思うとワクワクします。みんなにいいことありますように!

 

 ・info・
 「紀々の店」開店日はカレンダーをご覧下さい♪ 革のコサージュづくりも、どうぞ。詳細はこちら

   

  
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